ミゾロギミツキを探して

お姉ちゃん今どこにいるの

吉野竜平監督作品

河合瑠果 松木大輔 村田美輪子 駒澤晴信 守屋惠美 しゅはまはるみ 水原睦
川島信義 横江泰宣 鶴田翔 結城和子 香條眞穂 山岸佑哉 岬ミレホ 萌夏

大震災から7年。
あれから時が止まったままの家族が、
一歩踏み出そうとする。

11/2(土) 〜 11/8(金)
1週間限定ロードショー!

新宿 K’s cinema

INTRODUCTION

『あかぼし』『スプリング、ハズ、カム』の吉野竜平監督が今の日本に問いかける、震災の痛みを抱え続けてきた家族の再生の物語

吉野竜平監督は、デビュー作『あかぼし』で新興宗教にのめり込んでゆく母親と息子の物語を描き、大きな話題を呼んだ。2作目『スプリング、ハズ、カム』では東京で一人暮らしを始める娘と父親との1日を描き、繊細な演出で注目を浴びた。そして3作目『ミゾロギミツキを探して』ではずっと痛みを抱え続けてきた家族が一歩踏み出そうとする姿を通して、震災後の石巻とオリンピックの準備が進む東京の“今”を見事に浮かび上がらせた。
出演したのは、2018年春に開催されたニューシネマワークショップ(NCW)のアクターズワークショップ「吉野竜平監督・映画出演クラス」に集まった15人の俳優たち。
演技経験も様々な俳優たちと吉野監督ががっぷり四つに組んで、静かだが力強さを持ったユニークな社会派作品が誕生した。

STORY

大震災から7年、オリンピックまで2年。津波にのみ込まれた長女・ミツキは今どこに。
ずっと時間が止まっていた溝呂木家の人々が、一歩踏み出すために、石巻から東京へ…

2018年4月2日。溝呂木(ミゾロギ)家の父と母、そして次女・風花の三人は、東日本大震災の津波にのみ込まれ、いまだに見つからない長女・ミツキの手がかりを見つけるため、石巻から上京する。父と母はTwitterで知り合った男の紹介で女性霊媒師の所に、風花はミツキの元カレに会いに行く。オリンピックに向けて工事が進む東京をさまよい歩き、そこで出会う、さまざまな思いを胸に日常を生きる人々。そして、ミツキの記憶を思い起こしながら特別な一日を過ごす三人の家族。彼らの心の行き着く先は……

MESSAGE FROM DIRECTOR

津波によって広大な荒野のようになってしまった石巻の沿岸部地域を訪れた際、自分の中でその光景が東京湾岸エリアのオリンピック会場建設地と重なり合った。
掘り返されて広くむき出しになった乾いた土。あちこちで呻り高い空に消えていく重機の音。
遠く離れた石巻と東京で、同じような景色が広がり、同じような音が響いていた。
2011年の東日本大震災から、2020年の東京オリンピック。
深く大きな悲しみから、煌びやかな世界の一大イベントへ。
この九年の間、日本がいったいどんな空気感に包まれていたのか、きっと二十年後、三十年後に関心を持たれる日が来ると思います。

いろんなものを保留にして、いろんな感情が宙ぶらりんなこの国の現在を、震災の日から心が漂流したままの「溝呂木家」の姿に重ね合わせました。
2018年の街や人、風景や音をタイムカプセルに封じ込めるような気持ちで創った作品です。

吉野竜平(映画監督)

DIRECTOR’S PROFILE
吉野竜平 Yoshino Ryohei

1982年、神奈川県出身。法政大学在学中よりニューシネマワークショップを受講、映像制作を開始。 大学卒業後、日本映画学校にて撮影照明技術を専攻。声優として活躍する朴璐美を主演に、カルト宗教にのめりこむ親子を描いた初長編監督作品『あかぼし』(12)は、その完成度の高い脚本、緻密で力強い演出が注目を浴び、同年の東京国際映画祭に出品される。2作目『スプリング、ハズ、カム』(15)では、前作での苛酷な母子像から一転、地方都市から上京してくる娘と父の部屋探しを通して、どこにでもいそうな父娘のありふれた一日をあたたかい眼差しで切り取ってみせ、主演の柳家喬太郎と石井杏奈の好演で高い評価を得た。

COMMENT

誰も彼も、さまよっている。
さまよいながら、つながっている。
うすくうすく、つながっている。
そのささやかなつながりに気づくことができるかどうか。
きっとそれで生の景色はちょっと変わる。
吉野さんの映画はいつも、さまよいながら問いかける。
「いま、あなたはどこにいますか?」と—————

中川龍太郎(映画監督・脚本家)

前作『スプリング、ハズ、カム』もそうだが、吉野監督は役者に “歩かせる” のが好きだ。
そして共通するのは歩いている人たちがどこか皆、不安定ということ。
それでも前を見て歩き続けるという行為は、復興と同じかもしれない。

本田誠人(劇団ペテカン 脚本・演出)

(当然のことながら)吉野竜平監督の映画は全てみている。
まったくなんという誠実で思慮深く挑戦的で刺激的な映画作家なのだろう。
『あかぼし』『スプリング、ハズ、カム』に続く待望の新作『ミゾロギミツキを探して』で吉野監督は彼にしか創造し得ない独自な映画世界の新しい境地を再び切り拓いた。
(当然のことながら)重要かつ必見の映画です。お見逃しの無きよう宜しくお願い致します。

渡辺紘文(映画監督)

CAST

河合瑠果、 松木大輔、 村田美輪子、 駒澤晴信、 守屋惠美、 しゅはまはるみ、 水原睦、 川島信義、 横江泰宣、 鶴田翔、 結城和子、 香條眞穂、 山岸佑哉、 岬ミレホ、 萌夏

この作品は、映画学校・ニューシネマワークショップ(NCW)が、映画俳優を目ざす人たちに向けて開講しているアクターズワークショップで制作された、初の劇場用長編映画です。
2018年春開催の「吉野竜平監督・映画出演クラス」に集まった15人の俳優たちのキャリアは様々。みずみずしい演技で主演を務める新人・河合瑠果や、インディーズだけでなく商業映画にも多数出演しているベテラン・松木大輔、そして『カメラを止めるな!』で注目を浴び、今や大活躍中のしゅはまはるみなど、要チェックの俳優たちが『ミゾロギミツキを探して』で演技を競い合っています。

STAFF

監督・脚本:
吉野竜平
撮影:
仁宮裕
録音:
横田彰文
助監督:
羽石龍平/田島基博
制作:
小川和也
音楽:
山根美和子
プロデューサー:
加藤啓介/今西祐子
製作・配給:
ニューシネマワークショップ

(2018年/日本/71分)

11/2(土) 〜 11/8(金)
1週間限定ロードショー!

★連日18:45〜(1日1回上映)
料金(税込) 前売券 ¥1,200 当日券¥1,500

※前売券は劇場窓口、チケットぴあにて発売中!

新宿駅東南口階段下ル 
甲州街道沿ドコモショップ左入ル

新宿 K’s cinema

03 (3352) 2471
www.ks-cinema.com
各回入替・整理券制

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