ACHIEVEMENT実績・OB紹介

[つくる]活躍するOB

監督として活躍中の
OBからのメッセージ

今後、映画監督としての活躍が期待される映画クリエイターコースOB6人から届いた、これから映画監督になりたい人、映画をつくりたい人たちに向けての熱いメッセージです。

  • 中川 駿なかがわしゅん(2012年修了)

    困った時に必ず助けてくれる存在

    NCW終了後、制作部で監督した初長編『尊く厳かな死』が、2015年の新人監督映画祭・準グランプリなどを受賞し、2017年に劇場公開される。最新作『カランコエの花』は、2017年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でグランプリを始め、多数の映画祭で絶賛される。

    私にとってN CWとは、田舎の実家のような存在です(笑)。NCWを卒業後、かれこれ5年もの間映画制作をしておりますが、毎度毎度NCWにはご支援・ご協力いただいております。恥ずかしながら普段はまめに連絡や近況報告をできていないのですが、困った時に連絡をすると必ず助けていただけるし、素敵なアドバイスもしてくださいます。今年はNCWの配給の下、私の監督作品『尊く厳かな死』を東京と大阪で劇場公開することができました。このように、在学中の丁寧なご指導はもちろんのこと、卒業後も手厚いサポートをしていただけるのがNCWの大きな魅力の1つだと感じています。

  • 藤村明世ふじむらあきよ(2013年修了)

    NCWで映画制作を一から学べた

    [ アドバンス]で監督した『彼は月へ行った』がPFFアワード2014で入選。2015年の大阪CO2助成作品に選出され、初長編『見栄を張る』を監督、2018年3月に劇場公開予定。2017年、是枝裕和製作総指揮のオムニバス映画『十年(仮)』の監督の一人に選ばれる。

    大学で映画を学んでいたのですが、映画理論中心だったので映画制作の勉強ができる学校を探していました。熊澤尚人監督の『虹の女神Rainbow Song』が大好きだったので、NCWの講師に熊澤監督のお名前を見つけ「ここだ!」と思い入りました。それまで映画制作のことに関しては全く無知だったので、NCWで一から学べたことは大きいです。現在は、初長編映画『見栄を張る』の全国劇場公開と、是枝裕和監督がプロデューサーを務めるオムニバス映画『十年 (仮)』の制作を控えています。映画制作中は毎回様々な壁にぶつかることが多いですが、スタッフ、キャスト全員で「面白い映画の完成」という一つの目標に向かっている時と、完成してから観客に映画を観てもらう時の喜びは何ものにも代えがたいです。

  • 籔下雷太やぶしたらいた(2014年修了)

    作品について人と話すことの大切さを学べた

    [ アドバンス]で監督した『わたしはアーティスト』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭グランプリやPFFアワード2015審査員特別賞などを受賞、注目を浴びる。2017年、ndjc:若手映画作家育成プロジェクトに選ばれ『戦場へ、インターン』を監督。長編デビューが期待される。

    僕が、NCWに通って一番良かったと思うことは、作品について話すことの大切さを学べたことです。NCWでは課題として短編を作りますが、撮影前に必ず、講師の方や生徒同士でシナリオについて話し合います。自分がやりたい事は何なのか、それを伝えるためにどうすればいいのか、その方法と内容について、人に話すことを求められます。僕は、作品について話したり、「こういうことを伝えたい!」とかを人前で話すのが苦手で、照れてしまったり、うやむやにしてしまったりしがちなのですが、映画は色んな人の力を借りないとできないので、きちんと説明する力がないと、みんなを巻き込めません。そういう意味で、たくさんの人と作品について話す時間を作ってくれたNCWの授業は、振り返るととてもいい時間だったように思います。卒業してからも、映画について相談するのは同期やOBや講師の方なので、僕にとってNCWは、困った時の駆け込み寺みたいな感じです。

  • 若菜滋子わかなあさこ(2014年修了)

    ここをベースにずっと映画をつくり続けたい

    NCW終了後、制作部に所属。本格的映画制作の第一歩として2016年、『僕が決める道』を監督。2017年、アクターズワークショップとのコラボ企画に選ばれ、『幸せのありか』を監督。いずれも「Movies-High(ムビハイ)」で上映される。

    「いつか映画を撮りたい」と漠然と思っていました。周りには映画を作っている友人もおらず、私も未経験だったのですが、今やらないと後悔しそうな気がして、勇気を出して受講を決めたことを覚えています。NCWのカリキュラムは、社会人でも働きながら通うことができ、大変助かりました。又、実習・実践が多いので、すぐに仲間と打ち解けられます。映画仲間ができたことは、とても貴重なことだと思っていますし、今でもこの仲間たちと映画を作り続けています。卒業してからは、制作部に所属していますが、アクターズワークショップの手伝いなど、プロの映画監督の演出を間近で見ることができたり、制作をサポートしてくれるシステムがたくさんあります。これからも、私はここをベースに作品を作り続けたいと思っています。NCWは、積極的に活用すると、とても学びが多い場所です。そして、必ず一人ひとりの力になってくれます。

  • 高橋良多たかはしりょうた(2015年修了)

    一緒に映画をつくる多種多様な仲間ができた

    [ ベーシック]で監督した『さよならパークハイツ』が2015年の武蔵野映画祭でグランプリを受賞。終了後も精力的に作品を撮り続け、様々な映画祭で受賞。特に『ロープウェイ』(2016)は、福井映画祭短編部門グランプリなど多くの受賞を果たす。次回作が期待される。

    僕がNCWに入ったのはとにかく映画が作りたくて、その映画を一緒に作る仲間がほしかったからです。本や大学の講義で学べる映画史や映画理論ではなく、実際の映画を撮っては反省し、また撮ることで勉強できたことはNCWに入って良かったなと思います。同級生はシネフィルからテレビドラマが好きな人まで多種多様で、その幅の広さが僕は好きでした。カメラや機材に詳しい人が何人かいたり、年齢もバラバラで、とにかく色んな人と接するのが大事だと思いました。制作部では先輩や後輩との繋がりもでき、そこで映画や人生について話せる仲間も見つかりました。卒業後もNCWを軸に活動出来るのはありがたいことです。今後は世界を視野にいれ、遠くの誰かに届く映画を作る事が出来ればと考えています。

  • 松本 恵まつもとめぐみ(2015年修了)

    映画づくりへの一番の近道がNCW

    NCW終了後、制作部で監督した『エリーゼを解く』が2016年、うえだ城下町映画祭で大賞を受賞し高い評価を受ける。2017年、新作のシナリオが制作部の援助金制度に選ばれ、2018年完成に向けて準備中。

    映画作りの現場って楽しそうだなと思っていた時、たまたま映画館でNCWのチラシを見かけたのがきっかけで受講しました。映画の勉強をしたことがなく入ってしまい、[ベーシック]で監督したものは納得がいくものではなく、[アドバンス]のシナリオ選抜で選ばれてリベンジしたかったのですが、監督には選ばれず、助監督として現場に入ることになりました。でもこのことが私の中でとても重要な経験となりました。助監督としての立場で現場を見る事で、現場の流れや、作品ヘの取り組み方など、分からなかった事が見えてきたのです。そして、そこで出会ったスタッフに『エリーゼを解く』の撮影を手伝ってもらえることになり、監督する事が出来ました。NCWの実戦主義のスタイルがなければ、私の場合、映画を1本撮る事も出来なかったと思います。私にとって、映画づくりへの一番の近道だったと感謝しています。