ACHIEVEMENT実績・OB紹介

[つくる]活躍するOB

監督として活躍中の
OBからのメッセージ

今後、映画監督としての活躍が期待される映画クリエイターコースOB6人から届いた、これから映画監督になりたい人、映画をつくりたい人たちに向けての熱いメッセージです。

  • 野本梢のもとこずえ(2013年修了)

    NCWで大切な仲間たちと出会えた

    学習院大学文学部卒。NCW受講以降、毎年1〜2本の短編を精力的に監督。2015年の中編『私は渦の底から』がレインボー・リール東京やあいち国際女性映画祭でグランプリを受賞するなど多くの賞を受賞。最新作の長編映画『愛のくだらない』が第14回田辺・弁慶映画祭にてグランプリを受賞し、2021年劇場公開が予定されている。

    大学卒業後に通った脚本の学校で、先生に自分で撮ってみなさいと言われ、学校を探したのがNCWへ入ったきっかけです。脚本のために始めた映像制作でしたが、仲間と意見を交わしながらの作品づくりが面白く、見事にはまってしまいました。それというのもNCWがすぐ作品作りをさせてくれたからだと思います。そうして今も付き合い続けている大切な仲間たちと出会えました。社会人を経験して自立した方々、年齢も境遇も異なる方々と作品を制作する中で得た視野の広さや多様さは、今も映画づくりの大きな糧となっています。

  • 布瀬雄規ふせゆうき(2012年修了)

    遠いと思っていた映画の世界が身近になった

    NCW修了後、制作部に所属し短編を撮り続ける。2017年、制作援助金制度に選ばれて撮った短編『金色』が、同年の那須ショートフィルムフェスティバルでグランプリ、観客賞、審査員特別賞の3冠に輝く。2020年、短編『未来』を制作し各映画祭に出品中。現在は、制作会社にてプロデューサーをしつつ、初の長編作品を準備中。

    NCWに通うまでは映画や映像制作といった業界は、雲の上というか自分にとって別世界のように感じていて、その業界に入るなど考えたこともありませんでした。ただ、あるきっかけから、NCWに入ったことで映画の制作過程を具体的に学んだり、OBの方々の活躍を見る中で自分も撮ってみたいと思うと同時に、映画の世界をより身近に感じるようになりました。本当に自分が撮りたいと思ってそれをしっかりと伝えれば、同期やNCWの方々は協力してくれます。色々な方々に協力してもらいながら作品を制作していますが、その中でありがたいことに『金色』という作品が映画祭で入選や賞をいただくような評価を受けました。数年前の自分には全く想像していなかった様な場所にいるなと思います。映画を撮りたいと思い「NCWに入ったこと」が僕の大きな転機になり、遠いと思っていた世界に入るきっかけをくれました。

  • 籔下雷太やぶしたらいた(2014年修了)

    作品について人と話すことの大切さを学べた

    [アドバンス]で監督をした『わたしはアーティスト』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編部門グランプリやPFFアワード2015審査員特別賞などを受賞、注目を浴びる。2016年『戦場へ、インターン』を経て、2020年、初長編映画『BOY』が公開される。この作品はNCWの[アクターズワークショップ]で制作された。最新作は短編映画『吉祥寺ゴーゴー』。

    僕が、NCWに通って一番良かったと思うことは、作品について話すことの大切さを学べたことです。NCWでは課題として短編を作りますが、撮影前に必ず、講師の方や生徒同士でシナリオについて話し合います。自分がやりたい事は何なのか、それを伝えるためにどうすればいいのか、その方法と内容について、人に話すことを求められます。僕は、作品について話したり、「こういうことを伝えたい!」とかを人前で話すのが苦手で、照れてしまったり、うやむやにしてしまったりしがちなのですが、映画は色んな人の力を借りないとできないので、きちんと説明する力がないと、みんなを巻き込めません。そういう意味で、たくさんの人と作品について話す時間を作ってくれたNCWの授業は、振り返るととてもいい時間だったように思います。卒業してからも、映画について相談するのは同期やOBや講師の方なので、僕にとってNCWは、困った時の駆け込み寺みたいな感じです。

  • 吉田真由香よしだまゆか(2009年修了)

    撮りたい気持ちがあればいつでも面倒を見てくれる

    NCW修了後、制作部で監督した『FRESH MINT』が2015年のあいち国際女性映画祭・短編部門で準グランプリ&観客賞を受賞。2018年に撮った初長編『Thank you for coming』が、2019年の新人監督映画祭の準グランプリなどを獲得し、2020年2月に劇場公開される。

    私がNCWで映画制作を学んだのは、もう10年も前になります。その時は、生きているうちに一度だけ映画を撮ってみたいと思い受講し、もし合わなければ1年通ってやめればいいと考えていました。ですが、一度撮ると今度はこういうものが撮りたいという欲が出てきて、その繰り返しでいつの間にかこんなに長い間映画と関わることになりました。そしてその制作の過程にはいつもNCWの存在がありました。機材を貸して下さったり、ロケ地を提案して下さったり…。一番有難かったのは、脚本を読んでアドバイスをして下さることです。また、撮って終わりではないということも教えていただきました。撮ったからにはなるべく沢山の人に見てもらう。2月にNCW主催の映画祭がありますが、そこで長編作品を1週間公開していただけることになりました。映画を撮りたい、観てもらいたいという気持ちがあれば、なんだかんだ気にかけてくれ、面倒をみてくれる。そんなNCWにとても感謝しています。

  • 松本恵まつもとめぐみ(2015年修了)

    映画づくりへの一番の近道がNCW

    NCW修了後、制作部で監督した『エリーゼを解く』が2016年、うえだ城下町映画祭で大賞を受賞し高い評価を受ける。2017年、新作のシナリオが制作部の援助金制度に選ばれる。完成した『ゴールド』は映画祭「ニューシネマウィーク東京2020」にてプロデューサーズチョイス賞を受賞。

    映画作りの現場って楽しそうだなと思っていた時、たまたま映画館でNCWのチラシを見かけたのがきっかけで受講しました。映画の勉強をしたことがなく入ってしまい、[ベーシック]で監督したものは納得がいくものではなく、[アドバンス]のシナリオ選抜で選ばれてリベンジしたかったのですが、監督には選ばれず、助監督として現場に入ることになりました。でもこのことが私の中でとても重要な経験となりました。助監督としての立場で現場を見る事で、現場の流れや、作品ヘの取り組み方など、分からなかった事が見えてきたのです。そして、そこで出会ったスタッフに『エリーゼを解く』の撮影を手伝ってもらえることになり、監督する事が出来ました。NCWの実戦主義のスタイルがなければ、私の場合、映画を1本撮る事も出来なかったと思います。私にとって、映画づくりへの一番の近道だったと感謝しています。

  • 佐藤快磨さとうたくま(2012年修了)

    一生情熱を注ぎたいものにNCWで出会えた

    NCW修了後、制作部で監督した長編『ガンバレとかうるせぇ』が、PFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞を受賞。その後、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」で『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』を撮り、最新作『歩けない僕らは』が2019年11月に劇場公開され、監督デビューを果たす。

    学生時代、映画をほとんど観てこなかった私に、NCWが「映画づくり」の面白さを教えてくれました。企画を考えて脚本を書くという初めての作業はとても苦しかったし、いざそれを撮影するとなったときも、同期の仲間たちになぜこの映画を撮りたいのかを伝えて、心を掴んでいかなければならず、それもまた大変でした。ときには強く反論されることもあり、「うるせぇ」と何度も思いました。そういった先に完成した映画はやはり特別で、誰かにとっても特別になってほしいと欲が出たし、人を表現するということの難しさとやりがいを感じました。卒業した今でも、脚本を書くことは変わらず苦しいし、どうしたら誰かに何かを上手く伝えられるんだろうと悩んでばかりです。それでも映画をずっと撮り続けられたらと思っています。一生情熱を注ぎたいものにNCWで出会うことができました。